B58HEAVY METAL SOUNDHOUSE (伊藤政則)
B58HEAVY METAL SOUNDHOUSE (伊藤政則)

ヘヴィメタル、ハードロック・シーンで絶大なる影響力を持つ音楽評論家=伊藤政則がトータル・プロデュースするヘヴィメタル専門チャンネルです。自らが選曲したプログラムをはじめ、レコード・メーカーのA&R担当者がコンピレーションした音源や来日公演のライヴ音源など、ここでしか聴けないプログラムが満載!ファンにはたまらない専門チャンネルです。

放送スタイルタイムテーブル参照

備考毎月1日に更新

歌 入/無混在

テンポオール

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こちらのチャンネルは、放送楽曲の一部に過激な表現が含まれます。あらかじめご了承ください。

  • 時刻
  • 楽曲名
  • アーティスト名
    • 23:50:58
    • Luck And Strange
    • David Gilmour
    • 23:57:40
    • Take It Or Leave It
    • Jet

伊藤政則 SELECTION

伊藤政則

【今月のコンセプト】

LEPROUSの新作が描く内省的な小宇宙、デヴィッド・ギルモアが『Luck And Strange』で表現した死生観、そして、OPETHが自身の精神性を具現的に体現したダークなロック・オペラ。そのどれもが今月の最大の話題作だ。マイケル・シェンカーのUFO在籍50周年を記念した『My Years With UFO』のゲスト陣も凄い。今月から11月にかけて"2024年最優秀アルバム"の候補が出揃うことになる。選曲にはそういう話題性を盛り込んである。

OPETH
『The last WILL and TESTAMENT』
2024年11月22日(金)世界同時発売予定
GQCS-91518/2,970円(税込)
Ward Records

【今月の1枚】

OPETH『The last WILL and TESTAMENT』(Ward Records)

北欧の雄が5年振りに発表したアルバムは、自身の最高傑作の色合いが強い。第一次世界大戦後の世界を舞台にしたことで、独特のダークさとモノトーンに躍る華麗さが作品全体を貫いている。いわば、OPETH流のロック・オペラ。コンセプト・アルバムに重量感を加えているのはジェスロ・タルのイアン・アンダーソンのナレーション。画面の暗い映画を観ているような気持ちになる。完全再現ライヴが待たれる!

文/伊藤政則

毎日 10:00~、22:00~

&MORE SELECTION

THRASH DOMINATION 2010 - EXODUS Live @Kawasaki Club Citta', 2010/9/19

今月は2010年12月に放送したEXODUSの貴重なライブ音源をアンコール放送!

2010年12月放送時のテキスト再掲
=====
THRASH DOMINATION 2010 - EXODUS Live!
@Kawasaki Club Citta', 2010/9/19

昨年のスラッシュ・ドミネーションに続き、連続出場となったEXODUSであったが、今年は満を持してのヘッド・ライナーとしての帰還である。先月ライヴ・レポートをさせて頂いたOVER KILLと共にダブル・ヘッドライナーを務めたEXODUSであるが、今月はそのEXODUSがトリを務めたスラッシュ・ドミネーション2日目のレポートをお届けしたい。

前日もEXODUSのライヴ・パフォーマンスを観たが、昨年のスラドミ出演以降、ツアーに次ぐツアーでライヴ・アクトとしての実力をより強固なものにしており、バンドから繰り出されるパワーが昨年を遥かに上回っていることに驚かされた。しかし、スラドミ2日目はEXODUS自身がヘッド・ライナーを務める日であり、果たして、そのパフォーマンスはどのようなものになるのか、私も非常に楽しみにしていた。そして、もちろん、今回は7月に発売したニュー・アルバム『EXHIBIT B: THE HUMAN CONDITION』を引っ下げての堂々の来日公演である。

前日のヘッド・ライナーを務めたOVER KILLの圧巻のパフォーマンスでフロアは既に大いに盛り上がっている中、定刻を少々過ぎた頃、EXODUSのメンバーが勢いよくステージに登場。メンバーは昨年と変わらず、ゲイリー・ホルト(G)以下、トム・ハンティング(Ds)、ロブ・デュークス(Vo)、リー・アルタス(G)、ジャック・ギブソン(B)の5人である。ライヴのオープニング曲は新作と同様にSEに続く「The Ballad Of Leonard And Charles」でショウはスタートした。トムのパワフルなドラミングに導かれてゲイリー、リーの両ギタリストが勢い良くステージを駆け巡り、そして、猛獣の如く凶暴なオーラを放つ、ロブのシャウトが炸裂!! ロブはのっけからフロアのスラッシャーたちを煽るかのようなMCを挟み、フロアは早くも混乱状態だ・・・。続いてバンドは間髪入れずに新作からの「Beyond The Pale」をプレイ。個人的には新作の中では「Downfall」か、本楽曲かという位、好きな楽曲なだけに非常に燃える1曲であったが、フロアのオーディエンスたちもこの疾走チューンにはノックアウトされた模様であり、フロアには昨年以上の"大モッシュ・ピット"、そして、多くのステージ・ダイヴァーたちが出現した(また、ロブもクラウド・サーファーたちの手を引いてステージに上げていた・・・)。

続いてバンドは2007年にリリースしたアルバム『THE ATROCITY EXHIBITION (EXHIBIT A)』から「Iconoclasm」「Children Of A Worthless God」をプレイ。これらの楽曲はゲイリー曰く、もともと新作と同じ時期に書かれた楽曲ということもあり、新曲と続けてプレイしても何の違和感もない、現代のEXODUSを象徴するかのような楽曲に思えた。再びロブのフロアを煽る強烈なMCを挟み、バンドがプレイしたのはデビュー作『BONDED BY BLOOD』から必殺のチューン「Piranha」だ!! 衝撃のデビュー作からのナンバーにオールド・ファンは大興奮状態に・・・クラウド・サーファーも続出した。興奮状態のオーディエンスにバンドは更なる興奮剤を注入すべく、続いて「Fabulous Disaster」をプレイした。もはやライヴの定番曲と化した本楽曲では一番の盛り上がりを見せ、再びモッシュ・ピットが出現!! ロブの掛け声のもとサビでは大合唱となった。 ゲイリーとリーのギターのコンビの相性は過去の楽曲でも非常によく、また、ジャックとトムのリズム隊の安定感もバッチリだ。今のEXODUSにはハッキリ言って穴が見当たらない、そんな印象を受けた。

続いてバンドは2005年にリリースしたアルバム『SHOVEL HEADED KILL MACHINE』から「Deathamphetamine」、2004年に発売したバンドの復活作『TEMPO OF THE DAMNED』から「Blacklist」をプレイ。やはり、再結成以降のEXODUSの楽曲は、ベイエリア・スラッシュのテイストを残しながらも重厚な音作りで、テクニカルなフレーズを随所に散りばめており、バンドの進化が伺える。ライヴでもその印象が変わることは無かった。

ライヴはいよいよ後半戦に突入するが、ここでロブは再びMCで「カモーン、レッツゴー」と邪悪な呼びかけをオーディエンスに行い、バンドはデビュー作から「A Lesson In Violence」をプレイ。再び、巨大なモッシュ・ピットが形成され、フロアはもはや歯止めが利かぬ状態に・・・。「War Is My Shepherd」を挟んだ後、本編ラストは再びデビュー作から「Strike Of The Beast」をプレイし、バンドは一旦ステージを後にした。

フロアのオーディエンスは当然まだまだ物足りぬ様子で場内にはEXODUSコールが響き渡る。しばらくして5人のメンバーが再びステージに登場。プレイしたのはスラッシュ史上名曲中の名曲、「Bonded By Blood」であった。トムの疾走するドラミングに一層拍車がかかり、凄まじいエネルギーを発している。それに続けと言わんばかりにゲイリーとリーのギターが刻むクランチ・リフが絡みつく、まさにこれがベイエリア・スラッシュだ!!さらにバンドは初期の楽曲から「The Toxic Waltz」をプレイ。この立て続けのナンバーでフロアの熱気は一気に上昇する。一体、どこまでこの興奮状態は高まるのであろうか?見ている方も興奮せずには居られない、そんな状態であった。

EXODUS
『Exhibit B: The Human Condition』
発売中
KICP-1485/2,700円(税込)
(KING RECORDS)

次にバンドは前日とは逆に今度はOVER KILLのメンバーをステージにコールした。ステージにOVER KILLのメンバー、ブリッツ、D.D.、デイヴの3人がステージに登場、更にはAGENT STEELのギタリスト、バーニーもステージに登場。早々たる面々でプレイしたのは日本盤ボーナス・トラックとして収録されていたSCORPIONSのカヴァー曲「Don't Make No Promises」であった。選曲は少々マニアックであったかもしれないが、この豪華な共演は大きなサプライズであり、大いに盛り上がった。そして、新作でもラストを飾る楽曲、「Good Riddance」をプレイし、約80分に及ぶ強烈なショウの幕を降ろした。

昨年に続き、連続出場となったEXODUSであったが、ショウの内容は新作を中心とした現在のEXDOUSを象徴するエネルギッシュなものであった。更にはアルバムをリリースしてから休むことの無いツアーでそのパフォーマンスは以前と比べて格段に進化を遂げていた。今のEXODUSはまさに無敵と言って良いだろう。最後にTHRASH最高!!と呼べる至福の時間を与えてくれたTHRASH DOMINATION並びにこの素晴らしいイベントの最後を締めてくれたEXODUSに心の底からお礼を言いたい。

(SET LIST) :
1.SE~The Ballad Of Leonard And Charles
2.Beyond The Pale
3.Iconoclasm
4.Children Of A Worthless God
5.Piranha
6.Fabulous Disaster
7.Deathamphetamine
8.Blacklist
9.A Lesson In Violence
10.War Is My Shepherd
11.Strike Of The Beast

[Encore]
12.Bonded By Blood
13.The Toxic Waltz
14.Don't Make No Promises(SCORPIONS)
15.Good Riddance

~Outro(SE)

Text by Ryo Saito (KING RECORDS / Metal Frontier)

月~木 6:00~、18:00~ 金~日 4:00~、20:00~ 2時間番組

A&R SELECTION

LOVEBITES『LOVEBITES EP II』
2024年8月28日(水)発売
★完全限定盤A: 2CD / 4,800円(税込) / VIZL-2338 / リレコーデッドEP『RE-LOVEBITES EP』付属
★完全限定盤B: CD+Blu-ray / 4,500円(税込) / VIZL-2339
★完全限定盤C: CD+DVD / 4,500円(税込) / VIZL-2340
★通常盤: CD / 2,500円(税込) / VICL-65981

レコード・メーカー A&R担当者がコンピレーション!

※今月は2024年9月放送を延長してお送りします。

こんにちは、ビクターエンタテインメントの杉山です。2時間よろしくお願いいたします。

LOVEBITESが8月28日に、最新スタジオ作品『LOVEBITES EP II』と最新ライブ作品『MEMORIAL FOR THE WARRIOR SOULS』を2作同時リリースしました。前者は、オリコン週間5位にランクインした4thアルバム『JUDGEMENT DAY』(2023年発表)が、すべての楽曲が出揃ってからベーシストfamiが加入したこともあり、現行ラインナップの5人でゼロから作る最初の作品がこの『LOVEBITES EP II』となります。

LOVEBITES『MEMORIAL FOR THE WARRIOR SOULS』
2024年8月28日(水)発売
★Blu-ray: 7,700円(税込) / VIXL-458 / 初回プレス分のみラミネートAAAパス(レプリカ)封入
★2DVD: 7,700円(税込) / VIBL-1147~1148 / 初回プレス分のみラミネートAAAパス(レプリカ)封入
★2CD: 4,000円(税込) / VICL-65982~65983 / 初回プレス分のみジャケットステッカー封入

後者は、4thアルバム『JUDGEMENT DAY』を携えた国内ツアーにおける9月24日の東京・昭和女子大学人見記念講堂での公演の模様を収めたライブ作品です。9月1日に、年内唯一となる日本でのフルセットショウを東京ガーデンシアターで行ない、直後の初の米国ツアーで、ワールド・ツアー『THE THIN LINE BETWEEN LOVE AND HATE』は一旦終幕を迎えます。そしてバンドはまた次なる次元へと歩みを進めていくことなります。どうぞご期待ください。

そのワールドツアーの訪問先となったヨーロッパ各国でのフェスティバルでLOVEBITESと同日に出演したMEGADETHやMACHINEHEAD、AVENGED SEVENFOLD、BABYMETALといったバンドや、初の韓国公演でコ・ヘッドライン公演を行なったドイツのXANDRIAの楽曲をピックアップしてみました。

SKID ROW『LIVE IN LONDON』
2024年9月20日(金)発売
CD+DVD: VIZP-178 / 5,500円(税込)

そしてライブといえば、9月20日にあのアメリカンHR/HMの重鎮SKID ROWが、35年にも及ぶ活動歴の中で意外にも初のライブCD+DVD『LIVE IN LONDON』をリリースします。その名のとおり2022年10月24日の英国ロンドンはO2フォーラム・ケンティッシュ・タウン公演の音源と映像を収録。2024年3月に健康面を理由に脱退したエリック・グロンウォール(vo)を含むラインナップで実施したライブで、残念ながら日本公演はキャンセルとなってしまったこともあり、その分この作品をお楽しみいただければ嬉しいです。

それでは皆さま、まだまだ残暑厳しい中ですが、体調に気をつけて健康的なメタルライフをお過ごしください!

Text by Yori Sugiyama (JVC/Victor Entertainment)

月~木 20:00~ 金~日 2:00~、12:00~ 2時間番組

アーティスト・セレクション

NIGHTWISH

NIGHTWISH

フィンランドが誇るシンフォニック・メタル・バンド=NIGHTWISHが10枚目のアルバムをリリース!

以前に輪をかけてシンフォニック、キャッチー、そしてヘヴィな全メタル・ファン必聴の最新アルバム『Yesterwynde』をリリースしたNIGHTWISH。4年ぶり10枚目となるアルバムは、まさにNIGHTWISHの本質がぎっしりと詰まった内容となっています。 今月は、メタル大国フィンランドを代表するシンフォニック・メタル・バンドの魅力を2時間に凝縮してお届けします。

月~木 14:00~ 金~日 8:00~、18:00~ 2時間番組

NIGHTWISH
『Yesterwynde』
発売中
GQCS-91482/2,970円(税込)
Ward Records

 

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