
伊藤政則
ヘヴィメタル、ハードロック・シーンで絶大なる影響力を持つ音楽評論家=伊藤政則がトータル・プロデュースするヘヴィメタル専門チャンネルです。自らが選曲したプログラムをはじめ、レコード・メーカーのA&R担当者がコンピレーションした音源や来日公演のライヴ音源など、ここでしか聴けないプログラムが満載!ファンにはたまらない専門チャンネルです。
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備考毎月1日に更新
歌 入/無混在
テンポオール
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こちらのチャンネルは、放送楽曲の一部に過激な表現が含まれます。あらかじめご了承ください。
日時指定
伊藤政則
【今月のコンセプト】
10月に開催される『LOUD PARK 2025』のヘッドライナーにオーストラリア出身のPARKWAY DRIVEが決まった。新時代を象徴するラインナップが揃うことになるかもしれない。現在、ロンドン出身のSLEEP TOKENの新曲も話題になっている。シーンの構造に変化が見え始めている。LOWENの中東の要素を取り込んだ作風は、インドのBLOODYWOODのような強固なアイデンティティを打ち出したもので、かつてロック不毛の地などと呼ばれた国や地域から個性的なバンドが登場してきているのが面白い。誰にでもチャンスがあるということを証明する現象が、さらに色濃くなっていくのではないか。
Smith / Kotzen
『Black Light / White Noise』
2025年3月7日発売
UICB-15001/3,300円(税込)
【今月の1枚】
Smith / Kotzen『Black Light / White Noise』(UNIVERSAL MUSIC)
ついに日本盤が登場した。何度、聴いても2人のケミストリーは息を呑む素晴らしさだ。IRON MAIDENのエイドリアン・スミスはバッド・カンパニーやハンブル・パイ、シン・リディといったブリティシュ・ロックの基盤となるものが栄養土壌となってきた。一方、アメリカ人のリッキー・コッツェンはファンクやフュージョン、ブルーズをダイレクトに吸収してきた。両雄が自身の豊富な経験を融合させて、スポンテニアスな精神を発揮している。ロックという音楽の奥義を極めたアルバムだ。ブルーズ、ロックンロールといった総ての要素が、見事に結晶化している。2025年を代表するアルバムになるだろう。
文/伊藤政則
毎日 10:00~、22:00~
THRASH DOMINATION 2010 - OVERKILL Live!
@Kawasaki Club Citta', 2010/9/18
今月は2010年11月に放送したOVERKILLの貴重なライブ音源をアンコール放送!
2010年11月放送時のテキスト再掲
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THRASH DOMINATION 2010 - OVERKILL Live!
@Kawasaki Club Citta', 2010/9/18
2004年に開催された第1回目のスラッシュ・ドミネーション以来、約6年ぶりのスラドミ出演となるOVERKILL、もちろんヘッドライナーとして堂々の帰還である。今年のスラドミはOVERKILLとEXODUSの2バンドがヘッドライナーを入れ替わりで務めた内容であったが、今回はそのOVERKILLがトリを務めた日、9月18日(土)のレポートをお届けしたいと思う。
来日直前にギタリストのデレク・テイラーの家族が急病になり、デレクが急遽来日出来なくなるというアクシデントに見舞われ、4人編成でライヴを行うことになったOVERKILLであったが、元々は4人編成のバンドであった故に、ライヴでの演奏には問題ないということであった。この日は先に出演したEXODUSの凄まじいパフォーマンスの効果もあり、場内の熱気も既に最高潮に達しているように伺えた。
定刻になると場内にライヴのオープニングとなるSEが響き渡り、ニュー・アルバム同様に「The Green And Black」でショウはスタート。バンドの演奏と共に、OVERKILLLのライヴでは欠くことのできない、激しいフラッシュ・ライトの明かりと共にボビーこと、ブリッツが現れた。キャリア20年以上のヴェテラン・バンドになるが、そのパワーは衰えていない。1曲目に続き、ブリッツが「Rotten To The Core」をコールすると場内は「待ってました!!」と言わんばかりにファンの歓声で埋め尽くされ、演奏と共にクラウド・サーファーも続出、まさにOVERKILLの本領を発揮である。「Wrecking Crew」「Hello From The Gutter」を挟んだ後、プレイしたのは初期を代表する楽曲、「Coma」だ。これには場内のスラッシャーたちも大興奮である。ブリッツのステージングは明らかに5年前よりも強力になっており、ファンを圧倒している。そして、DDヴァーニ(B)のドライヴを効かせたベース・プレイも未だに健在で、何ら変わっていない。ギタリストのデイヴ・リンスク(G)のギター・プレイは安定しており、随所でテクニカルなギター・プレイを披露した。
ショウの中盤では日本では今年の2月にリリースしたニュー・アルバム『IRONBOUND』からタイトル曲の「Ironbound」やスピード・チューンの「Bring Me The Night」をプレイし、オーディエンスを沸かせた。その後、バンドは「Walk Through Fire」「Thanx For Nothin'」をプレイした後、本編終了の為、一旦、ステージを後にした。
無論、オーディエンスはまだまだもの足らず、誰一人、帰ろうとしない。しばらくしてから、バンドが再びステージに現れる。アンコールは「Horror Scope」で始まり、そして、ブリッツのタイトル・コールでスタートしたのは「Elimination」であった!場内には再びクラウド・サーファーが現れ、会場はカオスと化した。曲が終わると、ブリッツは再びオーディエンスに向けて、「これは何か判るか?」と例のサインを見せる。もちろん、オーディエンスは何のサインか理解し、全員で「Fuck You!!」と答え、演奏がスタート。そして、「Fuck You」の途中ではエクソダス、エージェント・スティールのメンバーがステージに乱入し、AC/DCの「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」をプレイする嬉しいサプライズもあり、オーディエンスは完全にノックアウト状態となった。
あまりも強烈で凄すぎるパフォーマンスを約6年ぶりに見せ付けたOVERKILL。次回はフルメンバーでのショウを観てみたいと思わせる、素晴らしい、圧巻のステージでした! 恐るべし、OVERKILL!!
OVERKILL『IRONBOUND』
発売中
KICP-1461 / 2,700(税込)
(KING RECORDS)
(SET LIST) :
1.SE~The Green And Black
2.Rotten To The Core
3.Wrecking Crew
4.Hello From The Gutter
5.Coma
6.Hammerhead
7.Ironbound
8.SE~Necroshine
9.Long Time Dyin'
10.Old School
11.In Union We Stand
12.Bring Me The Night
13.Walk Through Fire
14.Thanx For Nothin'
[Encore]
15.Horrorscope
16.Elimination
17.Fuck You
~Dirty Deeds Done Dirt Cheap(AC/DC)
~Fuck You(Reprise)
Text by Ryo Saito (KING RECORDS / Metal Frontier)
月~木 6:00~、18:00~ 金~日 4:00~、20:00~ 2時間番組
SIGN OF THE WOLF
『Sign Of The Wolf』
2025年5月16日発売予定
RBNCD-1435
レコード・メーカー A&R担当者がコンピレーション!
春から夏へと変わりゆく季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本年1月以来となります、A&Rセレクションを担当させて頂きます、ルビコンミュージックの松本です。どうぞ宜しくお願い致します。
2025年5月の選曲は本年リリースのルビコン・ミュージックの新譜から選りすぐりの楽曲をたっぷり2時間に渡ってご紹介させて頂ければ幸いです。
第一部は本年2月のリリースとなりました英国の重鎮MAGNUMのリーダー、トニー・クラーキンの遺作となったアルバム『Here Comes The Rain』には当日のライヴ映像が付いておりましたが、こちらは音源の方になります。美麗デジパック2枚組になります。トニー不在で今後の活動が気になるところではありますが、ライヴ自体は本当に素晴らしいパフォーマンスが収められています。続きましては注目のジャパニース・バンド、FIVE RINGSをご紹介致します。IRON ATTACKや、LIGHTNINGでの世界規模の活躍でもお馴染みのIRON-CHINOことMaster-Dragonを中心に結成されたパワーメタルバンドになります。彼らの叙情性と攻撃性が加味された楽曲を堪能下さい!
続きましてはオリジナルメンバーで再結成されたUSプログレハードのTOUCHのリード・シンガー/ギタリストのクレイグ・ブルックス、初のソロアルバムからご紹介致します。キーボードのマーク・マンゴールドも全面参加、更にはベースのダグ・ハワードもゲスト参加でTOUCHのフィーリングもたっぷりの話題作です!続きましてのイタリアのメロディック・ハードのWHEELS OF FIREの待望の新作『All In』 からお届け致します。日本人好みの憂いと叙情性を兼ね備えた楽曲と、バンドの顔であるヴォーカルのダヴィデ”Dave Rox”バルビエリの素晴らしいパフォーマンスが堪能できる傑作です!続いてお届け致しますPARISはメロハー不毛のフランス出身ながら、既に欧州では認知されていまして、メンバーのフレデリック・デシャヴァンヌ(Vo,Key)と、セバスチャン・モンテ(g)による楽曲は高い人気を誇ります。今作はそれに加えて、リードシンガーにOUTLOUD他での活躍で人気の米国人、チャンドラー・モーゲルが客演し、さらにレベルを上げることに成功しています。続きましてはオーストラリア出身で、元DUNGEON、DEATH DEALERでも知られるパワーメタル・ギタリスト、ステュ・マーシャルのライフワークでもある、強力パワーメタル・プロジェクト、EMPIRES OF EDEN、5枚目のニューアルバム『Guardians Of Time』からご案内します。毎回豪華な客演でも話題のEOEですが、今作もロブ・ロック(IMPELLITETERI)、デヴィッド・リードマン(PINK CREAM 69)、ダレン・スミス(Jake E. Lee’s Red Dragon Cartel)他、豪華なシンガーが参加! 第1部の締めは2007年に再結成して以降、コンスタントな活動を続け、これまでに4枚のアルバムをリリース。今作は本年3月末にリリースされた最新作『Time Is The Fire』からご案内致します。
第2部は本年5月発売のタイトルをご案内!昨年、GRAND SLAMの復活ニューアルバムリリースとSAXONとツアーを行うなど、俄然精力的な活動を続けるギタリスト、ローレンス・アーチャーが1986年に当時日本のみでのリリースだったソロ・アルバム『L.A.』からご案内します。今回は紙ジャケ、ボーナスディスクを含む2枚組での決定盤的リリースです。レア盤となり、価格も高騰していた楽曲も粒ぞろいの人気盤が遂に再発されます!
続きましてはイタリアの真のカルトバンドとして名高い、DEATH SSが遂に11枚目の新作で本邦デビューを果たします。注目の新作『The Entity』はドッペルゲンガーを題材にしたコンセプトアルバムとなっており、キャッチーでメロディックな楽曲満載の傑作アルバムが完成です。続きましては大注目のアルバムになりまして、偉大なるロニー・ジェイムス・ディオの影響下にある、所縁のある豪華ミュージシャンが参加する一大プロジェクト、SIGN OF THE WOLFのデビュー作からご紹介致します。トニー・カレイ(key)、ヴィニー・アピス(dr) 、ダグ・アルドリッチ(g)、アンドリュー・フリーマン(vo)他の豪華なミュージシャンが参加!
続きますは、デンマーク発・80's グラム・メタルを現代にアップデートさせた強力なニュー・アクト、ANIMALYZEのデビュー作『Powerhouse』からご案内致します。強力なコーラスワークとキャッチーな楽曲満載です!続きましては北欧メロハーの逸品をご紹介致します。スウェーデンのCAUGHT IN ACTIONが2022年にリリースされ絶大な評価を受けたデビュー作に続くセカンドルバム『Out Of The Cold』が遂にリリースされます。良いロディ、良いヴォーカル、そして良いギターと三拍子そろった素晴らしいアルバムが登場です。そして6月の新譜も予告編してご案内致します。昨年1stアルバムをリリースした日・伊混成バンド、VIOLET ETERNALが同年10月に行った1stライヴを完全収録したライヴ・アルバムです。新進気鋭のギタリスト、高橋慈円とDERDIANでも知られるシンガー、イヴァン・ジャンニーニを中心に豪華なメンバーのパフォーマンスも注目のアルバムからご案内致します。そして最後に5月17、18日に東京での公演が決まっております、ポーランドの重鎮、CRYSTAL VIPERの女傑、マルタ・ガブリエルとギリシャのキーパー型メロディック・パワーメタルバンド、SILENT WINTERの楽曲を最後にお届けいたします。お楽しみ頂ければ幸いです。
この度はありがとうございました。
今後もルビコン・ミュージックをどうぞ宜しくお願い致します。
Text by Shuji Matsumoto (Rubicon Music)
月~木 20:00~ 金~日 2:00~、12:00~ 2時間番組
ACCEPT
ACCEPT
不純物ゼロ、ハード&ヘヴィな王道メタルが炸裂した新作を引っさげて来日公演間近!
ドイツを代表するヘヴィメタル・バンド=ACCEPTがパンデミックによる来日公演の延期と中止を乗り越え、3年振りとなるニュー・アルバム『Humanoid』を2024年4月にリリース。そして、2025年5月に満を持して開催される来日公演も間近。ハード&ヘヴィな王道メタルが炸裂する『HUMANOID JAPAN TOUR 2025』は見逃せません!
今月は、21世紀となった今も、ドイツにACCEPTありと、その存在感を強烈にアピールし続けている彼らの珠玉の王道メタルを2時間に凝縮してお届けします。
ACCEPT『Humanoid』
発売中
GQCS-91457/2,970円(税込)
来日公演情報
CITTA'WORKS PRESENTS SUPER LIVE 2025
ACCEPT -HUMANOID JAPAN TOUR 2025-
2025年5月13日(火)東京 LINE CUBE SHIBUYA
2025年5月15日(木)大阪 なんばHatch
2025年5月16日(金)川崎 クラブチッタ
http://www.cittaworks.com/event/accept25/
月~木 14:00~ 金~日 8:00~、18:00~ 2時間番組
CITTA'WORKS PRESENTS SUPER LIVE 2025
ACCEPT -HUMANOID JAPAN TOUR 2025-
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