チェリスト 特集

深みのある音色と豊かな表現力で聴く者を魅了するチェロ。
今月は、現代を代表する4人のチェリスト、ゴーティエ・カピュソン、ソル・ガベッタ、ヨーヨー・マ、ミッシャ・マイスキーの演奏の数々をお送りします。

1週目はフランス出身のチェリスト、ゴーティエ・カピュソンの演奏をお届け。5歳よりチェロを始め、弱冠20歳で仏版グラミー〈ヴィクトワール賞〉にて“2001年の新しき才能”と称されて以降、トップチェリストとして活躍し続けています。伝統的なレパートリーから現代音楽まで、幅広い作品に挑戦を続けるクラシック界注目の存在です。
2週目にご紹介するソル・ガベッタは、卓越した技術と感情的な深さで国際的に注目を集め続けています。幼少期に才能を開花させ、10代で国際的なコンクールを席巻するとその後も世界中の著名オーケストラと共演を重ね、名実ともにトップチェリストとしての地位を確立しました。深い音色と豊かな表現力は、聴く者を一瞬にして自身の世界観へと引き込みます。
3週目は世界最高峰のチェリスト、ヨーヨー・マの演奏をお届け。彼の魅力は、卓越した技巧と豊かな音楽性はもちろんのこと、国境やジャンルを超えて活躍するそのボーダレスな活動にあります。 クラシック音楽にとどまらず、タンゴ、ジャズ、そしてシルクロードの伝統音楽までをも取り入れた幅広い音楽性は、世界中の人々を魅了し続けています。
4週目は「チェロの詩人」と称されるミッシャ・マイスキーの演奏をお届けします。マイスキーは幼い頃からチェロの才能を開花させましたが、当時の時代背景から思うような演奏活動が出来ない日々を過ごしました。それでも音楽への情熱を燃やし続け、苦難の日々を乗り越えた彼の演奏は、テクニックを超越した魂の奥底から湧き上がるような深い情感に満ちています。

名実ともに現代を代表する4人のチェリストによるの圧巻の演奏をたっぷりとお楽しみください。