bonjour records
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ハイセンスなカルチャーが交差する東京・代官山、渋谷スクランブルスクエアに店舗を構え、音楽セレクト・ショップの草分け的存在として国内外のアーティストからも絶大な支持を集めるbonjour recordsプロデュースの専門チャンネル。インディーロック、シティポップ、エレクトロからディスコ、ジャズ、オルタナティヴR&Bなど、得意とするファッションとリンクしたエクスクルーシヴな音楽を幅広くお送りします。

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    • 23:53:54
    • Tranquilizer
    • Oneohtrix Point Never
    • 23:56:40
    • Storm Show
    • Oneohtrix Point Never

recommended of the month

bar italia『Some Like It Hot』/ Matador / OLE2177CD

ロンドンの鬼才Dean BluntのレーベルWorld Musicから2枚のアルバムを出し、2023年よりMatador Recordsに移籍、謎多きロンドン・アンダーグラウンドの気鋭バンドがついにそのベールを脱いだ。 アルバムタイトル『Some Like It Hot』は1959年Marilyn Monroe主演作の邦題『お熱いのがお好き』と同名であり、彼らのスタイルである殆ど無加工のギターサウンド、タイトで乾いたリズムからなるざらついた質感と都会的な虚無感とのギャップによるアイロニー、ユーモアが感じ取れる。 とはいえ、抑圧された情緒、言葉にならない欲望、酩酊感、陶酔感に満ちており、シネマティックな情緒がふと、共通点が頭によぎる。気怠く、しかし熱い、曖昧さ、相反する感覚が同居する独自の世界観が表出されている。

C.L.A.W.S.『Splat City II』/ Dark Entries / DE322

BronzeやThe Vanishingといったプロジェクトへの参加、Squirrels on FilmやImmortal Sinといったレーベルの運営など、20年以上もベイエリアのアングラシーンで活躍するサンフランシスコの鬼才Brian Hockによるソロ・プロジェクトC. L.A.W.S.によるLPがDark Entriesよりリリース。 2019年にリリースしたデビューEP『Splat City』に引き続き「Splat City」という架空都市を舞台に退廃したサイバー都市の物語を断片的に描いており、太く歪んだアシッド・ベースライン、タールのように重いキック、スモークの中で鳴っているようなシンセの湿り気などが絡み合い、聴者を薄暗い都市の低層に誘う。 オランダ・ハーグ発のホラー/サスペンステイストなジャッロエレクトロ、シカゴ・アシッドの歪んだミニマリズム、ポストパンクの精神性にインスパイアされ、荒々しくも洗練された没入型サウンドスケープに浸れる一作。

Thought Leadership『Ace Of Swords』/ Be With Records / BEWITH191LP

イギリス・ストックポートで活動するThought Leadership。 テラスハウスにあるマルチトラックレコーダーで直接録音され、ギターのレイヤー、ペダル、シンセとベース、オーガニックなドラムが前作「III Of Pentacles」よりもさらにサウンドの彩り豊かさを演出。 往年のFactory Records、初期4ADへの愛が色濃く現れ、コズミック・バレアリックな浮遊感。

Yugen Blakrok『The Illusion of Being』 / Iot Records / IOT888LP

南アフリカ出身のフィメールラッパーYugen Blakrokによる、2019年『Anima Mysterium』以来6年ぶりの新作アルバム。 今作は本格的なDIYスタジオ環境、マルセイユに構えた廃屋スタジオで録音されたそうで、Yugen自身、この制作を「身体を張った挑戦」としている。アブストラクト・ヒップホップ、トリップ・ホップ、グランジなどのスピリットを踏襲し、前作のスタイルを打ち破りながらストーリーテラーとしてのアーティストの進化を反映。 「Free. Involved. Anti.」と自身でこのアルバムを称し、彼女のダークでインテリジェンス、リリカルでイデオロギーに満ちた静かなる圧力を放っている。

L'Impératrice『Pulsar』/ Microqlima / QLIMA040CD

パリ発の6人組コズミック・フレンチ・ディスコ・バンド・L'imperatriceは2012年の結成以来、70~80年代のディスコやファンクのレトロな魅力に、現代的なエレクトロ・ポップのエッセンスを融合。 紅一点ヴォーカルのパワフルで官能的な歌声、ヴィンテージのアナログシンセの煌びやかなメロディ、グルーヴィーなビートが混じり合うコズミック・ディスコサウンドが世界で厚い支持を獲得。 Pulsarはヒップホップ、コスミッシェ、モダン・ポップ、そしてフレンチ・タッチやインターナショナル・ハウスを取り入れるなど、全10曲にわたってバンドが愛するサウンドをシームレスに表現した作品。 2つのツアーの合間を縫って短期間でレコーディングをしたという本作は、プロデューサーを起用せず、メンバー6人の感性とアイデアを持ち寄って完成させたとのこと。 彼女のダークでインテリジェンス、リリカルでイデオロギーに満ちた静かなる圧力を放っている。

Oneohtrix Point Never『Tranquilizer』/ Warp Records / WARPCD411

ヴェイパーウェイヴのミックステープから出でて、CHANEL 2021/22年メティエダールコレクションの音楽を担当するまでに上り詰めた現代電子音楽家Oneohtrix Point Neverの最新アルバム。 タイトルは精神安定剤、彼のアーティストネームも「歯科医で歯を削っている音に似ている」という理由で付けた彼らしいシンプルながら意味深なタイトル。 オープニングから嘗ての作風を感じ、そのスタイル、静謐ながらサウンドスケープの山脈を感じる幻想音世界が今作にも広がっていくのが分かる。

土・日 20:00~ 4時間番組

Text by bonjour records
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