ブライアン・ウィルソン 追悼特別番組

6月11日に逝去されたブライアン・ウィルソン氏に追悼の意を表した特別番組をお届けします。

1942年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。
音楽に囲まれた環境で育ち、1961年に自身がリーダー兼メインソングライターとなるザ・ビーチ・ボーイズを結成し、同年のシングル「サーフィン」にてデビュー。

幼少期より絶大な影響力を受けたジャズコーラスグループをルーツとする洗練されたオープンハーモニーや、新たな若者音楽であるロックンロールの魅力を併せ持ったビーチ・ボーイズ・サウンドは、瞬く間にヒットを連発。サーフィン／ホットロッドなど、当時の西海岸で暮らす若者たちの生活感やティーンエイジドリームを体現するグループとしてアイドル的人気を獲得しました。

60年代中盤には、ポップシーンの急激な発展に呼応するかのように彼の比類なき才能も開花され、ブライアン主動の革新的なサウンド・プロダクション・ユニットとしてのビーチ・ボーイズ・スタイルも確立。そのキャリアの象徴であり、ポピュラー音楽史の頂点に輝く1枚『ペット・サウンズ』のリリースにて、名実ともに不世出の天才作曲家という評価を確立することとなります。

以降、ブライアンは心身状態の悪化に伴い活動に制限がかかることとなりますが、1988年のソロアルバムに代表されるソロ活動や、1999年に本格的に復帰したステージ活動、そして2011年“世界で最も有名な幻の未発表アルバム”『スマイル』、翌2012年のビーチ・ボーイズ・ファミリーが再集結した最新作『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ～神の創りしラジオ～』のリリースにて世界中のファンが熱狂。
同年のワールドツアーでは、ブライアンもビーチ・ボーイズとして日本のステージに立つという奇跡的な瞬間をプレゼントしてくれました。

50年以上に渡る様々な曲折を経たキャリアにおいて、音楽史に与えた功績はもちろん、世界中の音楽家やファンにとっての憧れであり続け、唯一無二のポップサウンドを生み出したブライアン・ウィルソン。

この番組では、彼のキャリアと功績を代表する名曲・名演の数々をお届けします。
ブライアン・ウィルソン氏に敬意と追悼の意を表すとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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4時間番組 （リピート放送）
放送日時：2025年6月17日(火) 00:00～2025年7月16日(水) 24:00