マウリツィオ・ポリーニ特集

今世紀を代表する偉大なピアニスト
マウリツィオ・ポリーニ氏に敬意を表して

今年3月、ピアニストのマウリツィオ・ポリーニ氏が82歳でご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りすると共に、本特集ではポリーニ氏がこれまで残してきた数々の名録音をお送りします。

＜放送ラインナップを一部ご紹介＞

■5月6日～5月12日
「ショパン：ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11」
録音：1960年
演奏）マウリツィオ・ポリーニ＆フィルハーモニア管弦楽団
指揮）パウル・クレツキ　
1960年第6回ショパン・コンクールに当時史上最年少で優勝し、その直後に録音した協奏曲演奏。

■5月13日～5月19日
「ショパン：スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31」
録音：1990年
演奏）マウリツィオ・ポリーニ
一切の粗暴、誇張、浅薄な気取りを除いたポリーニによるスケルツォ。

■5月20日～5月26日
「J.S.バッハ：平均律クラヴィーア曲集 第1巻 プレリュードとフーガ（4声）ハ長調 BWV.846」
録音：2008年-2009年
平均率の録音に際し再度集中的に作品を研究したという、巨匠ポリーニの「解釈」というより「啓示」といえる超越した演奏。

■5月27日～6月2日
「ベートーヴェン：ピアノ･ソナタ 第28番 イ長調　Op.101 第1楽章」
録音：2021年-2022年
晩年はベートーヴェンの再録音に取り組んでいたポリーニ。深みと円熟を増した巨匠の最後のアルバムからの演奏です。

※本特集では一部ライヴ演奏を含みますため、客席からの拍手が入った楽曲が放送されます。
何卒ご了承くださいませ。