HOME / 今こそ知りたい!落語のキホン

今こそ知りたい!落語のキホン

今こそ知りたい!落語のキホン

“落語”と聞くと「なんだか難しそう……」と感じる人も多いのでは?
しかし、近年、女性誌で特集が組まれるなど人気を呼んでいる落語。
落語は気軽に楽しめる話芸で、滑稽噺、人情噺など、笑って泣ける噺が盛りだくさん。
ここでは、現在活躍中の落語家や落語の予備知識と共に、関連番組を大紹介します!

いま最も気になる! 落語家

落語に触れるのが初めてという人は、まずは気になる落語家を見つけてみては?
その落語家の噺を聴いてみたり、寄席に足を運んでみたり……。
お気に入りの落語家を通して落語を見るとより分かりやすいかも!?

桂 きん太郎

チェック

金髪姿が印象的な落語界のチョイワル親父・桂 きん太郎。創作落語を得意とし、色鮮やかな着物に金髪の出で立ちで瞬時にお客さんを虜にしてしまう。軽妙な口調で噺を操る姿は、まるでアーティストのステージのようにも見える。それもそのはず! 落語以外にも、自身で作詞・作曲を手掛け、ギター片手に歌うというアーティストとしての顔も併せ持つ。その他に、ツアーガイドとして船上ツアーを企画したり、学校や病院で寄席を行ったりと、地域活性化プランナーとしても活躍中なのだ。現在、 A-57 USEN MONTHLY SPECIAL ではパーソナリティーとなり落語を紹介してくれているのでチェックしてみよう!

<プロフィール>
かつら・きんたろう/1965年大阪府出身。
上方落語協会所属。
86年に桂 きん枝に入門。
出囃子は「金太郎」。

月亭文都

チェック

3月に上方落語の大名跡である「月亭文都」を襲名したばかり。「月亭文都」としては113年ぶりの復活となる。古典落語を得意とし、数々の賞を受賞している実力派。幼いころから落語家に憧れ、入門を志すが4年もの間師匠に入門を認められず、なかなか落語の世界に足を踏み入れることができなかったという苦労人。襲名年ということもあり、全国各地の落語界に出演。まさに“2013年は月亭文都の年”と言っても過言ではない。A-57 USEN MONTHLY SPECIAL では、3月に行われた襲名披露時のエピソードなども取り上げているのでお楽しみに!

<プロフィール>
つきてい・ぶんと/1960年大阪府出身。
上方落語協会所属。
'86年に月亭八方に入門。
初名は月亭八天。
出囃子は「おかめ」。

古今亭志ん八

チェック

垂れ目がチャームポイント、落語界の癒し系・古今亭志ん八。淡々と声だけで噺を進めていく姿は、キュートな顔立ちとは裏腹に実に貫録がある。落語家としては珍しく、ホームヘルパーや福祉住環境コーディネーターなど複数の資格を持っており、高座でもよくネタにしている。そして、同期の落語家仲間10人と「TEN」というグループを結成し活動を行うなど、今後益々活躍が期待される若手落語家の一人。A-57 USEN MONTHLY SPECIAL では、フリーアナウンサー・小池可奈と番組出演中!

<プロフィール>
ここんてい・しんぱち/1975年埼玉県出身。
落語協会所属。
'03年に古今亭志ん五に入門。
初名は古今亭章五。
'06年に二ツ目に昇進。
出囃子は「狸囃子」。

知っていれば落語通に!? 有名な噺(はなし)

古典落語はなんと800席以上もあるという。その中から厳選して、昔から語り継がれている4つの噺を紹介。様々な人間が登場し、その風景に色づけしていく落語の世界。噺に触れるとますます落語の魅力を感じるはず。

『妾馬』
(めかうま)


大名に見初められて屋敷に入った長屋出の娘(お鶴)の兄・八五郎が屋敷に呼び出される。大名への傍若無人な態度に三太夫は冷や冷やするが、大名はその動じない態度を取る八五郎をたいそう気に入り侍に取り立てる。まさに“鶴の一声”というオチ。別名『八五郎出世』(はちごろうしゅっせ)とも呼ばれている。

『目黒のさんま』
(めぐろのさんま)


殿様が目黒まで遠乗りした際に、下衆庶民が食べる“さんま”を口にして、たいそう気に入る。屋敷でもさんまを食べたいと言うと、家臣が気を遣って骨を取りお椀に入れて用意。それは、目黒で食べたさんまよりも不味く「やはり目黒のさんまが一番おいしい」と信じ込む殿様の滑稽噺。秋に多く実演される。

『黄金餅』
(こがねもち)


最期が近いと感じた僧侶は、自分の蓄えを一文たりとも他人に渡したくないと、隣に住んでいる男にあんころ餅を買ってきてもらい、貯めていた二分金や一分金を詰め込んで丸飲みしてしまう。しかし、僧侶の死後、男はその金で「餅屋」を開いてたいそう繁盛したという。哀れさと滑稽さが同居する人間の強い欲望をリアルに描いた噺。

『船徳』
(ふなとく)


親元を勘当され、船宿に居候している若旦那。船頭になるが、力が無いためかお客から一向にお呼びがかからない。ある日、馴染みの客が訪れるが、あいにく若旦那以外はみんな出払っている。心配する船宿の女房をよそに若旦那が船頭として仕事をすることになるが……。もともとは人情噺だったが明治初期にアレンジされ滑稽話に。今日も演じる落語家が多い人気噺。

コレで完璧!! 落語用語集

落語をより楽しむためには、まずは落語の基本的な用語を覚えておくべし! 落語界の仕来たりから、寄席の常識など、知っていれば役に立つ用語がズラリ。落語を聴く前にまずはコレを頭に叩き込もう!

1.定席(じょうせき)
定期的に落語が行われている演芸場。

2.高座(こうざ)
演芸が行われる舞台のこと。

3.上席、中席、下席(かみせき、なかせき、しもせき)
落語では1カ月間の興業を3つの期間で分けている。
上席(1~10日)、中席(11日~20日)、下席(21日~30日)。

4.江戸落語(えどらくご)
主に東京の落語を指す。江戸落語には前座、二ツ目、真打という3つの階級がある。

5.上方落語(かみがたらくご)
大阪、京都で演じられる落語。

6.古典落語(こてんらくご)
江戸から明治にかけて作られた噺。滑稽噺、人情噺、怪談噺に分けられる。

7.新作落語(しんさくらくご)
現代に題を求め、戦後に作られた噺。

8.オチ
落語には必ず噺にオチがある。そのオチの種類は数多くある。

9.サゲ
落語の最後の言葉。落語のオチのこと。

10.出囃子(でばやし)
落語家が高座に上がる際にかかる音楽。

生の落語に触れる! 寄席3箇条

寄席に行く機会が訪れても、寄席のいろはを知らなければ十分に楽しめない。ここでは、寄席に行くときのマナーを分かりやすく解説。これを読んで、寄席に行くときのために心の準備をしておこう!

1.チケットは早めに入手せよ!

大阪にある演芸場・天満天神繁昌亭の高座はネットで前売り券が購入できる。東京の演芸場は基本、当日券を購入する。しかし、場所によっては団体前売りチケットなどが発売されている演芸場もあるので、HPなどでチェックしておこう。

2.服装は普段着でOK!

寄席に行くからと言って、着物を着ていく必要はない。しかし、高座との距離がかなり近く、落語家とは目と鼻の先。マナーとして、原色などの派手な服装は避けるのが無難だ。

3.出入りは自由!

基本的に客席への出入りは自由。しかし、自由だからと言って高座中に出入りするのは少々マナー違反では? できれば、高座と高座の間に出入りするのが望ましい。演芸場によっては完全入れ替え制を導入しているところもあるのでご注意を。

耳で日本の話芸を楽しむ! 放送チャンネル

寄席に行くことができなくても、落語は十分に楽しむことができます。
ここでは落語、講談などの日本の話芸チャンネルを紹介。
チャンネルを回して好きな時間にたっぷりと楽しもう!

  • A-57 USEN MONTHLY SPECIAL

    上方落語協会に所属する桂 きん太郎が“落語のキホン”をナビゲート!
    放送期間:8月1日~8月31日
  • J-10 落語

    毎日12:00~と20:00~は「うきうき落語会」、14:00~と22:00~は「USEN 上方落語会」、それぞれ2時間番組を放送中!
  • J-12 講談

    USENスタジオで収録したオリジナルの音源をたっぷりとお届け!
  • J-11 漫才

    今となってはもう聴くことのできない、貴重な過去の名演をお楽しみください。