HOME / BGMのギモンWEB版|2017年4月号|赤ちゃんと子ども(とママ)のためのBGM選び——前編

With Musicで連載中の「BGMのギモン」がウェブ版コラムになりました。
音環境コンサルタントの齋藤 寛さんがBGMに関するちょっとした疑問や豆知識をわかりやすく解説します。

2017年4月号
赤ちゃんと子ども(とママ)のためのBGM選び——前編



今回のテーマは「赤ちゃんと子ども(とママ)のためのBGM選び」です。音楽は私たちの体や心に多くの影響を及ぼしています。ふだん聴いている音楽が、気づかない間にさまざまな反応を引き起こしていることが分かっています。今回は赤ちゃんや子どものためになるであろう音楽についてお話ししましょう。

胎教という観点から、音楽は昔からよく利用されています。お腹の中の赤ちゃんは、妊娠20週目くらいには音が聴こえるようになります。ママやパパの声、周囲の音、そしてもちろん音楽も聴こえるようになるのです。ですから、その時期に胎児とママが聴く音楽は心が穏やかに、そして楽しくなるような曲を選びましょう。クラシック音楽が胎教に良いと言われていますが、それはもちろんママがクラシック好きという前提の話しであって、ママ自身が好きな音楽を聴くということが大切です。ママがストレスを感じるような音楽では意味がありませんからね。

小さい子どもに音楽を聴かせるメリットは、さまざまな感情を体験できるということです。音楽には私たちの感情を動かすチカラがあります。音楽からの影響については、大きくふたつに分類することができます。ひとつは、音楽を聴いて楽しくなったり、悲しくなったりする実体験。そしてももうひとつは、その音楽が伝えようとしている感情を理解するという体験です。一見似ているようですが、このふたつは異なる種類の体験と言えるでしょう。

こうしてさまざまな種類の音楽を聴くことで、感受性が高まり、人の気持ちを理解できるようになるのではないでしょうか。コミュニケーション能力の向上という面でも、多くの音楽に触れることはとても良いことだとは思いませんか?

BGMのギモンWEB版、次回は4月16日(日)公開予定です。お楽しみに!



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  • 齋藤 寛(さいとう・ひろし)

    音環境コンサルタント、音楽心理カウンセラー。商用BGMのコンサルティングや執筆活動で知られる。USENの「With Music(業務店用)」で「BGMのギモン」を連載中。著書に『心を動かす音の心理学〜行動を支配する音楽の力〜』(ヤマハミュージックメディア刊)がある。

    公式HP「BGMの心理学」
    http://www.otokan.com/