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『ABC』/ジャクソン5 69年に華々しいデビューを飾ったジャクソン5が、70年にリリースした2nd作が『ABC』で、表題曲や「小さな経験」の2曲がデビューシングルに続き全米1位を獲得します。この2曲は文字通り彼らを代表するナンバーで、踊るようなマイケルのボーカルや弾けるビートは典型的な彼らのスタイルといえるでしょう。また前作の流れを汲みながら、「ワン・モア・チャンス」やデルフォニックスのカバー「ララは愛の言葉」など、よりソウル色が漲った楽曲も収録され、彼らのポップネスとブラック・フィーリングが相応に発揮されたオリジナリティ溢れる作品です。 『ベンのテーマ』/マイケル・ジャクソン 『ABC』リリース後、マイケルは並行してソロ活動も開始、72年にリリースされたソロ2作目の『ベンのテーマ』では、表題曲がソロとして初の全米1位を獲得、日本でも2005年のドラマ主題歌に使われリバイバル・ヒットしました。また、テンプテーションズの「マイ・ガール」やスタイリスティックスの「愛の世界」などのカバー曲も秀逸、バラエティ豊かなソウル作品としてピュアなボーイ・ソプラノが存分に発揮されています。 『オフ・ザ・ウォール』/ マイケル・ジャクソン 79年にリリースした『オフ・ザ・ウォール』では、彼が更なる飛躍を遂げた作品として大ヒットを記録します。名匠クインシー・ジョーンズとの出会いもあり、少年ボーカリストのイメージから脱却、ソウル/R&Bを基調としたブラック・コンテンポラリー作品として、後の『スリラー』や『BAD』を生む布石ともなった彼のキャリアの中でも画期的作品だといえます。また、「今夜はドント・ストップ」「ロック・ウィズ・ユー」の全米No.1ナンバー、「オフ・ザ・ウォール」「あの娘が消えた」の4曲のシングル・ヒットを連続して全米チャートトップ10に送り込むという快挙も成し遂げました。それまでのソロ作品とは違い、本作ではマイケル自身が主導でサウンド・メイキングした事から、ファンの中でも度々“本当の意味でのソロ活動が始まった作品”と評され、空前の大ヒットとなった次作などにも決して劣らない人気を誇る画期的作品です。
今月の名盤は、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』をご紹介します。 70年にリリースされた彼らの5作目にして最後のオリジナルアルバムである本作は、全米チャート10週連続No.1を獲得、さらにはグラミー賞6部門にも輝いた音楽史に残る不屈の名作です。 そんな本作の白眉はなんといってもタイトル曲でしょう。 ポール・サイモンの情感溢れる詩と極上のメロディ、アート・ガーファンクルの透き通るような力強い歌声が絶妙に共存した傑作で、彼らの代表曲としてだけでなく20世紀を代表する名曲といっても過言ではありません。 また「ボクサー」や「いとしのセシリア」などの傑作や、南米ペルーの民謡に英詩をつけた「コンドルは飛んで行く」、エヴァリー・ブラザーズの大ヒット・ナンバー「バイ・バイ・ラヴ」のカバーなど、彼らの集大成として極めて完成度の高い内容を誇る作品となりました。 この夏には、16年ぶりの来日公演も決定している彼ら。 そのステージに備える為にも、彼らの最高傑作と謳われる本作にぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
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